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コラム

新年あけましておめでとうございます!

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【皇紀2685年・令和7年 新年祝賀歳旦感謝祭における前原代表の挨拶より】
新年明けましておめでとうございます。ご参列に心から感謝申し上げます。
一年の始まりをこういうみ祭りから始めさせて頂くということは何と有難いことでしょうか。皇室の元日が、午前5時30分からの四方拝、そして歳旦祭から始まることを思いますと、何かそれを追体験させていただいているような新鮮な感動を覚えます。

年頭にあたり、恒例によりまして、今年の干支「乙巳(きのと・み)」について、お話させていただきます。
干支は「十干」と「十二支」の組み合わせから出来ています。
「十二支」というのは、子(ね:ねずみ)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う:うさぎ)、辰(たつ)、巳(み:へび)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(い:いのしし)と、その年を12種類の動物になぞらえたもので、年の他にも時刻や方角を表すことがあります。
「十干」とは、甲(こう:きのえ)、乙(おつ:きのと)、丙(へい:ひのえ)、丁(てい:ひのと)、戊(ぼ:つちのえ)、己(き:つちのと)、庚(こう:かのえ)、辛(しん:かのと)、壬(じん:みずのえ)、癸(き:みずのと)の総称で、もとは1から10までの、ものを数えるための言葉です。
「十二支」や「十干」は時刻や方角、数だけでなく、それぞれ独自の意味を持っています。例えば「乙」は「十干」では第2位であり、「種子の殻を突き破り、芽を出す状態」のことで、困難があっていろいろ紆余曲折しながらも進んでいくことや、しなやかに伸びる草木を表しています。

「巳」という字は胎児の形を表した象形文字で、子宮が胎児を包む様子が由来とされています。また、巳(ヘビ)が冬眠から目覚め地上に這い出すことから、冬に根をはった草木が芽を出し「新しい種子が生まれる」という意味があると言われています。このようなことから巳年は、力を蓄えていたものが芽を出す「起点」の年、脱皮する特性と併せ「再生と誕生」を意味する年と言われています。更に、巳(み)と実(み)を掛けて「実を結ぶ」年とも言われます。

過去をかえり〝み〟、生命の〝み〟の学びにはげ〝み〟、わが信仰も生活も古い殻を脱ぎ捨て、「巳」に倣って脱皮し、大いなる新生を果たしてまいりましょう。
〝ダッピー(脱皮)ニューイヤー〟今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

正月には「注連縄(しめなわ)」を飾ります。これはお正月に年神様を迎える準備の一つです。神聖な場所と下界を分ける役割を持つ縄で、自分の家が年神様を迎えるにふさわしい、清められた所であることを示すものです。かつては年末に家庭で新しく「注連縄」を作り、家長が神棚のある座敷や井戸、蔵など家の中でも特に大切な場所に張り巡らせる習慣がありました。現在は簡略化され、「注連縄」と同じ効果があるという「輪飾り」や、「注連飾り」(しめかざり)を玄関などに飾るようになりました。「注連飾り」は、小さな注連縄に長寿を願う植物の「裏白」(うらじろ…正月のお飾りに使われるシダで、表面は緑色ですが、裏面は白。裏を返しても色が白いことから、心に裏が無い、清廉潔白を願い、また白髪になるまでの長寿を願います)や、後の世代まで「福を譲る」という意味のゆずり葉、家が「代々栄える」よう願いを込めたダイダイなどをあしらったものがよく使われています。
ともあれ、正月は「心一転、天地一新」今日から大いなる希望に燃えて新たな出発を決意する、その良き日としてまいりましょう。

ここで、尊師・谷口雅春先生はどのように正月を迎えられていたのかを振り返ってみたいと思います。『生長の家』誌・昭和46年新年号「明窓浄机」から、ご紹介させていただきます。

《…東京へ移住して、もう三十六年にもなるが、大抵、毎年元旦には、洗面を済ますと、戸外に出て、四方を礼拝してから、着物を整えて家族づれで明治神宮に参拝したものである。参拝を済ましての帰りに、神宮入口の大鳥居の前まで来ると、朝の太陽が、恰度、立ち向う方向の空に、あかあかと生気を漲らした新鮮な感じの光で、さしのぼるのが見えるのが例になっていた。不思議に雨に降られたことがないのである。…朝の明治神宮参拝が終って帰って来ると、自宅の神前に、家族一同正坐して、天津祝詞、祖霊感謝の祝詞を誦げ、それから『真理の吟唱』の一節を朗読するのである。『真理の吟唱』の朗読の後、『甘露の法雨』を合誦することになっているのであるが、元旦には私は『真理の吟唱』の本の最初に掲げられている『新生を感謝する祈り』を、家族一緒に朗読したいと思う。兎も角、新しい年の元旦から善き言葉を唱えることは「言葉は種である」から、その年いっぱい善き事物をつくる種を蒔くことになる。》

それでは、私たちも尊師にならってその追体験させていただくことにいたしましょう。まずは、「祖霊感謝の祝詞」をご紹介します。これはおそらく「祖先霊屋祭(そせんのみたまやまつり)の辞(ことば)」のことであろうと推察されます。

《遠津御祖(とおつみおや)の御霊(みたま) 代々(よよ)の祖達(みおやたち) 親族(しんぞく)姻族(いんぞく)の御霊(みたま) 総(すべ)て此(こ)の祭屋(まつりや)に鎮(しず)め 
 奉(まつ)る御霊達(みたまたち)の御前(みまえ)を慎(つつし)み(うやま)ひ 家にも身にも枉事(まがごと)(あら)せず 夜(よ)の守日(まもりひ)
 の守(まもり)に守(まも)り幸(さいわ)ひ宇豆那比(うづない)(たま)ひ 弥彦(いやひこ)の次々(つぎつぎ)弥益々(いやますます)令栄(さかえしめ)(たま)ひて 
 いのち長く御祭(みまつり)(うるわ)しく仕(つか)へ奉(まつ)らしめ給(たま)へと畏(かしこ)み畏(かしこ)みも拝(おろが)み奉(たてまつ)る》

続いて、聖経『真理の吟唱』の「新生を感謝する祈り」を一緒に拝読することにいたしましょう。

《われらここに新しき日を迎う。感謝すべきかな。われ神に感謝し奉り、さらに天地一切のものに感謝し奉る。覚めている間も、眠っている間も、一分一秒といえども、神の護りなくしては私たちは生きていられなかったはずである。日光は、空気は、水は、食物は、すべて神より来り、私たちを養い給うたのであり、これからも常に養い給うのである。新しき年を迎うるにあたり、過去の御護(みまも)りに感謝し奉(たてまつ)るとともに、今後もまた神の御護りの篤からんことを希(こいねが)い奉り、神の御恩に報い奉らんがために、神から与えられたる使命に誠心(まごころ)をつくして邁進せんことを誓い奉る。

神はすべてのすべてであり給う。天地一切のものは、神の愛と智慧と生命との顕現であり、私たち人間も神の愛と智慧と生命との顕現であるから、天地一切のものと、私たち人間とは、同根であり、兄弟姉妹であるのである。それゆえに、天地間の一切のもの悉くみな私たちの味方であって、私たちを害する者など何一つないのが実相であるのである。

もし私たちが何者かに害されたり傷ついたりすることがあるならば、天地と同根であり一切の存在と兄弟姉妹である自分の実相をわすれて、天地一切のものと自分の心とが不調和になったことの反映であるから、神は「省みて和解せよ」と教えられているのである。

神はすべてのすべてであり給い、一切処に偏在し給うのである。神は無限にして神聖、常に永遠に、そして今ここに、私を取り巻き、私の周囲に、上にも下にも、左にも右にも、前にもうしろにも、天地、上下(じょうか)、四方、四維、神の在(いま)さざる処は無いのである。

その神の最高の表現体として今私はここに生きてあるのである。したがって私は、永遠の存在であり、有限に見ゆれども無限、個とみゆれども全、久遠即今、調和おのずから備わり、万物の霊長であり、万物の支配者であるのである。したがって、わが往(ゆ)くところ常にそこは極楽となり、地上に天国の秩序が実現し、争いは消え、暗黒は滅し、病いは癒され、悦びと感謝とに充たされるのである。

私は今、この真理に目覚めたのである。この真理に目覚めることが新生である。私は今新生して、新しき日を迎う。過去は過ぎ去り、すべてのもの新しき悦びに満たされ、すべての者、神に向かいて讃歌を謳う。真理の御光り照り輝き、今より後、悲しむ者なく、歎く者なく、苦しみによる呻(うめ)きも、叫びも、この世界より消え、ただ神に向かいて感謝の歌を謳う。その歌、天に舞いのぼりて、天上楽となり、地に降(くだ)りて泰平楽となる。まことに我れ新生して真理に目覚めたる今、ここに久遠実成(じつじょう)の浄土が現実に存するのである。われ今、神を敬し、神に感謝し、悦びの讃歌を献げ奉る。頓首、合掌して、再拝又三拝す。ありがとうございます。》

さて、今年、令和7年4月20日(日)には「第12回全国大会」が開催されます。今回のゲスト講師は、国連の場において男系の皇統を護ることは決して男女差別に当たらないと堂々の論陣を張られた葛城奈海氏です。今、国連という場が如何に左翼リベラリズムに汚染されているか。所謂〝国連信仰〟から目を覚ます、そのいいきっかけになればと思います。全力を挙げて会場となる明治神宮会館を満杯にしてまいりましょう。
 最後に、新年を迎えるにあたり、聖経『真理の吟唱』「転身のための祈り」から新生の心構えを学ぶことにいたします(75頁)。

《私は今、新生したのである。私は〝神の子〟である。神はつねに私とともにあり給い、常に私を護りたまうのである。今私は自分の内に新しき生命力が滾々と湧き出で、勇気凜々、一切のものに興味と悦びとをもって立向かうことができるのである。ああ一切の好転の年、一切の希望成就の年、ああ私は幸いなるかな。この自覚を与えたまいし神に感謝いたします。》

このみ祭りの後、参列者の皆様には御神酒をふるまわせていただきます。御神酒というのには〝お三喜〟即ち、うれしき・たのしき・ありがたきという意味合いがあります。令和7年が、その〝お三喜〟に相応しい年となりますよう、皆様の益々のご多幸、ご健勝、ご清栄を心より祈念申し上げます。
 今年もご支援、ご協力の程、何卒よろしくお願い申し上げます。


令和7年 新年祝賀歳旦感謝祭の様子
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