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コラム

新年あけましておめでとうございます!

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【令和5年新年祝賀歳旦感謝祭における前原代表の挨拶より】
新年明けましておめでとうございます。
一年の始まりをこうしたみ祭りから始めさせていただくということは何と有難いことでありましょうか。
恒例によりまして、年頭にあたり、令和5年、干支でいうところの「癸卯(みずのとう)」の意味について書いておきます。
<癸の意味>
「癸」は雨や露、霧など、静かで温かい大地を潤す恵みの水を表しています。十干の最後にあたる癸は、生命の終わりを意味するとともに、次の新たな生命が成長し始めている状態を意味しています。
<卯の意味>
「卯」は穏やかなうさぎの様子から安全、温和の意味があります。また、うさぎのように跳ね上がるという意味があり、卯年は何かを開始するのに縁起がよく、希望があふれ、景気回復、好転するよい年になると言われています。
そういうことで、「癸卯」は「癸」と「卯」の組み合わせから、これまでの努力が実を結び、勢いよく成長し飛躍するような年になると考えられます。

今年は尊師・谷口雅春先生ご生誕130年であり、4月23日(日)には、第10回という節目の記念の「全国大会」が開催されます。更なる飛躍・発展を期して、ともに前進してまいりたいと思います。
この後、参列者の皆様には、御神酒をふるまわせていただきます。御神酒は〝お三喜〟(うれしき、たのしき、ありがたき)です。〝お三喜〟に相応しい年としてまいりましょう。

それでは、新年を迎えた我々の心構えについて学ぶことにいたします。『幸福を招く365章』には、「我れ今日新生す」と題してこう示されています(3頁)。

我々が眠りより覚めて意識の世界に再び帰って来たとき、其処に我々は新しく生れた自分を発見するのである。過去との一切のつながりは、除夜の鐘を境として、完全に断ち切られたように見える。過去の一切のものは完全に過ぎ去ってしまったものに感じられ、「新しく生きるのだ」と云う希望と決意とが湧き起って来るのである。まことに正月元旦は新生の時であるのである。元旦の曙こそ、我々の心が清らかな白紙のように浄められている時である。あなたの未来は、今あなたの掌中に握られているのである。今、この時、善き事を考えましょう。今善き事を計画しましょう。まことに一年の計は元旦にあるのである。

続いて、谷口雅春先生はどういうお正月を過ごしておられたか、『生長の家』誌・昭和46年新年号「明窓浄机」から、ご紹介させていただきます。

先ず私が元旦の朝を迎えたら、最初に明治神宮に参拝したいと思っている。東京へ移住して、もう三十六年にもなるが、大抵、毎年元旦には、洗面を済ますと、戸外に出て、四方を礼拝してから、着物を整えて家族づれで明治神宮に参拝したものである。参拝を済ましての帰りに、神宮入口の大鳥居の前まで来ると、朝の太陽が、恰度、立ち向う方向の空に、あかあかと生気を漲らした新鮮な感じの光で、さしのぼるのが見えるのが例になっていた。不思議に雨に降られたことがないのである。
しかしこの二三年、早朝に参詣する習慣が多少かわって来たのである。家族が殖えてくると、朝食後に参拝したいという者や、午後の暖い時間になってから参拝したいとか、家族一緒に写真をとるのには、あまり暗いうちに参拝するのでは、光が足りないで撮影しにくいとか、あまり参拝者が込んでいない時間でないと、参道が歩けないとか、色々の理由があるらしいのである。それで家族、協議をして結論を得た時間に出かけることになったのである。今度の元旦はどのようにきまるかまだわからない。
ところで朝の明治神宮参拝が終って帰って来ると、自宅の神前に、家族一同正坐して、天津祝詞、祖霊感謝の祝詞を誦げ、それから『真理の吟唱』の一節を朗読するのである。『真理の吟唱』の朗読の後、『甘露の法雨』を合誦することになっているのであるが、元旦には私は『真理の吟唱』の本の最初に掲げられている『新生を感謝する祈り』を、家族一緒に朗読したいと思う。兎も角、新しい年の元旦から善き言葉を唱えることは「言葉は種である」から、その年いっぱい善き事物をつくる種を蒔くことになる。

また、新年を迎えての祈りはどうあるべきか。『理想世界』誌・昭和59年1月号「新年の祈り」から学びます。

(早暁、東天に向かい、二拍手、合掌。四方拝。招神歌を朗々と高唱する)
(祈り)
「神よ、われを新たなる者とならしめ給え。
 この天地を新たなるものとならしめ給え。
 人類の迷いの雲を破って、実相の光をこの現象界に射し入れ給いて、
 真に価値ある秩序の世界を実現せしめ給え」
(思念)
「われ新しき天と地とが実相世界より、今此処に天降り来たるを見るのであ る。
 過去の迷いにとざされた暗き天地は過ぎ去ったのである。
 新しき天と地とが、
 聖なる神授のスメラミコトを中心として百官もろもろの司と共に天降り来 て、地上に永久泰平の世界が既に実現せるを見るのである。
 見よ、すべての人々〝神の子〟の自覚を得て、
 互いにその使命とする処に歓喜していそしみて、秩序整然、 
 争う者なく、相食む者なく、苦しき者なく、貧しき者なく、病む者なく、
 全人類すこやかに、神を仰ぎ見、スメラミコトを瞻仰(せんぎょう)して、
 まことに地上天国は既に実現しているのである。
 有りがとうございます。」(この思念を約三十分間繰返す)

最後に、年頭に当たっての私自身の決意を述べさせていただきます。それは、『谷口雅春先生を学ぶ』誌の圧倒的拡大です。本来の〝伝道誌〟としての使命を思い起こし、これの愛行から立教当初のような救いの渦を巻き起こす。そう決意したのも、尊師のこのお言葉を拝読したからです(『近況通信』昭和13年1月号『明窓浄机』「発展篇」8~9頁)。

  • 静かに眼を瞑って全国の誌友を思い浮べる。すると湧いて来るものは感謝の涙である。新しき年の新生は国の新生と共に人間の新生すべき時である。日本国はついに東洋の一島国であると云う仮相を脱却して、新しき自己を発見したのである。そして諸君もついに自己が肉体であると云う仮相を脱却して、新しき自己--不死久遠の霊的実在としての自己--を発見したのである。諸君は不死の人となり、わが国家も、不死久遠の国家である『実相』を呈露しました。皆さん、本当に、本当に、お目でとう。お目でとう。
  • 再び静かに眼を瞑って全国の誌友諸君を思い浮べる。そして諸君がまた新しき年も幸福であらんことを祈るとき、浮んで来るのは、またしても感謝の涙である。諸君がいてくれたればこそ世の多くの人々が救われたのである。生長の家は私一人の事業ではない。諸君なしには何事も出来なかったであろう。
  • 『生長の家』を創刊して満八年。九年目の正月を迎える事は諸君の喜びであり、私の喜びである。それは私だけが第九年を迎えたのではない。諸君の家が第九年を迎えたのである。尤も創刊以来落伍せずに今日まで続いて誌友でいてくれた誌友は割合少い。お蔭信心の人たちは、お蔭を得たら去る。併し諸君が今日まで続いて誌友でいて下さったことは自分の救いのためだけでなしに、人々の救いのために、吾々の団結を強くせんがために最後までいて下さった人であることがハッキリして心強く思い感謝します。

“救い”なくして信仰の真の悦びはありません。『谷口雅春先生を学ぶ』誌を心読し、その感動を多くの方に伝えてまいりましょう。この“神誌”が広がること、それが今年の一番の願いです。そして「第10回記念全国大会」を大成功へと導いてまいりましょう。今年もどうぞよろしくお願いいたします。


令和五年新年祝賀歳旦感謝祭の様子
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